内容説明
スキャンダルか、プラトニック・ラヴか。最晩年の良寛を支えた献身の尼僧、貞心尼。彼女を「とんでもない女狐」と呼ぶ老女が現れてから、著者の取材は動き出した―良寛七十歳、美貌の貞心尼三十歳との出逢い。一瞬で情熱の炎が燃え上がる―これまでの良寛像を覆す渾身の話題作。
目次
良寛さまと女狐
出雲崎の橘屋
大愚良寛
二人の真実
末期の炎
落葉の季節
著者等紹介
工藤美代子[クドウミヨコ]
1950年東京生まれ。大妻女子高校を経て、チェコスロバキアの大学に留学、カナダのコロンビア・カレッジを卒業。『工藤写真館の昭和』(朝日新聞社)で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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