健康ライブラリーイラスト版<br> ネット依存症のことがよくわかる本

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健康ライブラリーイラスト版
ネット依存症のことがよくわかる本

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  • サイズ B5判/ページ数 98p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062597753
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C2347

出版社内容情報

ネットにはまり込んで、日常生活に支障を来たす人が急増している! 本書は依存の実態と治療法をわかりやすく解説した初めての一般書 近年、インターネットの発展により、ネットに依存する人の数が急増しています。しかし、病気という認識がされず、生活に支障を来たしたまま、社会的・経済的に破綻していく人があとをたちません。ネット依存症の治療はまだ始まったばかりで、その治療施設は久里浜医療センターほか全国に2箇所しかないのが現状です。
 本書では、ネット依存症とはなにかをわかりやすく解説。ネットにハマる心理から治療法、家族の対応法までがスッキリ理解できます。スマートフォンが加速度的に普及している現在、ネット依存症に陥る人も今後、大きく増えていくことは明白。ネットに関わる人たち必読の書です。

1 バーチャルに生きるぶんリアルに支障が出る
  日常の破綻、廃人、発育阻害、家庭崩壊
2 息抜きや気分転換のレベルではない依存
  依存とは、自己チェック、依存症のタイプ
3 なぜそれほどネットにハマるのか
  依存への過程、なりやすい人、きっかけ
4 病気だと認識することが治療のスタート
  治療方針、NIP、記録法、認知療法、家族の対応
5 ネットとの付き合い方を身につける
  脱ネット、再発、ルールづくり、予防


樋口 進[ヒグチ ススム]
監修

内容説明

24時間ゲームに夢中。うちの子、依存症?なぜネットをやめることができないのか?ハマる心理から治療法までを専門医が解説。自分でできる依存度チェックテスト付き。

目次

1 バーチャルに生きるぶんリアルに支障が出る(日常の破綻―学校よりも仕事よりもネットを選ぶ;健常→廃―人生がめちゃめちゃになることは考えない ほか)
2 息抜きや気分転換のレベルではない依存(依存とは―「それなしではいられない」状態;ネット依存症―ネットのやりすぎは「依存症」という病気 ほか)
3 なぜそれほどネットにハマるのか(依存への過程―軽い気持ちから始め、抜けられなくなる;ハマる理由―高揚感+コミュニケーションを求めて ほか)
4 病気だと認識することが治療のスタート(診察―多くのものを失う前に治療を始めたい;治療方針―新しい自分を見つけるという考え方 ほか)
5 ネットとの付き合い方を身につける(脱ネット―全面カットではなく、コントロールをめざす;再発―回復後、別のIT機器へ…問題は尽きない ほか)

著者等紹介

樋口進[ヒグチススム]
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長。精神科医。1954年生まれ。東北大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室に入局。のちに国立療養所久里浜病院(現・国立病院機構久里浜医療センター)へ。同病院の精神科医長や臨床研究部長などを経て現職。依存症の治療が専門。同病院に2011年にネット依存治療研究部門(TIAR)をたちあげ、全国から患者が集まっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼんくら

27
2013年刊。見開き一項目で、イラストや図を使って読みやすくしている。ネット依存が病気であること、治療が必要だと認識することが大事。文で書かれている方がわかりやすい部分もあるので「ネット依存症から子どもを救う本」を併読するとよい。同じ著者で、内容もほぼ同じだが文章になっているので落ち着いて読めます。2016/02/08

ゆいまある

10
待合室用に。日本でほぼ唯一のネット依存の専門家、樋口先生の本。前半はネットの怖さが強調され過ぎており、インターネットが生活の一部になっている人は読むと反発を感じそう。後半の治療編も「体を動かせ」など説教臭い。最初からリア友がいてスポーツ好きならネトゲ依存にならないだろう、と突っ込みたくなった。80ページの「家族の対応」は役に立つ。家庭内暴力にまで発展してるケースでは、久里浜医療センターにあるような、ネット依存の為のデイケアとか、短期入院できる施設を増やすしかないのかな。2018/04/23

ベランダ

9
うちの子はコレではないと思いたい。否認が強くて直視できない。ので、前半の症状のリアルな実態の説明はすっ飛ばして後半の治療のところだけ。摂食障害経験のある私ですが、家族の立場だとわかりたくないものです。摂食障害の人にとっての食べ物と同じで、ネットを同じように使っていても依存症になる人とならない人がいるのに…と自責しそう。依存症の虚しさをよく知っている私だが、家族としての接し方がわからないので謙虚に学びたいと思いました。スタートラインですが、クリエイティブに取り組めるよう頭の柔軟性には気をつけようと思います。2018/01/07

9
手探りながらにこれは良い本です。この先生は2011年にネット依存症治療部門を立ち上げてこの本が2013年。やっとそういうのできてきたのかなぁ。本人がネット依存症ではないとおもっているところがなにより恐ろしい。しかしネットを利用してスキルをあげて世界的なプレイヤーになったりのプロもいるし、どこからどこまでが仕事で、依存なのか線引きはどこだろう。わからない。精神や体調が判断基準だろうか。2015/08/17

ブルーツ・リー

8
これは、どこまで病気なのかな、と思った。 周囲の粘り強い説得や、回復セッションで治る以上、「病気」というカテゴリで見るのはどうか、と思う。 ただ「気の持ちよう」とか言ってしまうと、本人は孤立し、周囲は容赦なく叩き出すと思われるから、やむを得ず病気、のカテゴリに入れている感じだと思った。 とにかく、ネットだけの生活は不毛だと本人が気づいて、リアルに熱中できるものを見つけるだけでは無かろうか。 リアルで真剣にやるべき事を見つけられれば、そもそもネットに依存している時間などない事に気づけるのではないだろうか。2020/08/19

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