出版社内容情報
ネットにはまり込んで、日常生活に支障を来たす人が急増している! 本書は依存の実態と治療法をわかりやすく解説した初めての一般書 近年、インターネットの発展により、ネットに依存する人の数が急増しています。しかし、病気という認識がされず、生活に支障を来たしたまま、社会的・経済的に破綻していく人があとをたちません。ネット依存症の治療はまだ始まったばかりで、その治療施設は久里浜医療センターほか全国に2箇所しかないのが現状です。
本書では、ネット依存症とはなにかをわかりやすく解説。ネットにハマる心理から治療法、家族の対応法までがスッキリ理解できます。スマートフォンが加速度的に普及している現在、ネット依存症に陥る人も今後、大きく増えていくことは明白。ネットに関わる人たち必読の書です。
1 バーチャルに生きるぶんリアルに支障が出る
日常の破綻、廃人、発育阻害、家庭崩壊
2 息抜きや気分転換のレベルではない依存
依存とは、自己チェック、依存症のタイプ
3 なぜそれほどネットにハマるのか
依存への過程、なりやすい人、きっかけ
4 病気だと認識することが治療のスタート
治療方針、NIP、記録法、認知療法、家族の対応
5 ネットとの付き合い方を身につける
脱ネット、再発、ルールづくり、予防
樋口 進[ヒグチ ススム]
監修
内容説明
24時間ゲームに夢中。うちの子、依存症?なぜネットをやめることができないのか?ハマる心理から治療法までを専門医が解説。自分でできる依存度チェックテスト付き。
目次
1 バーチャルに生きるぶんリアルに支障が出る(日常の破綻―学校よりも仕事よりもネットを選ぶ;健常→廃―人生がめちゃめちゃになることは考えない ほか)
2 息抜きや気分転換のレベルではない依存(依存とは―「それなしではいられない」状態;ネット依存症―ネットのやりすぎは「依存症」という病気 ほか)
3 なぜそれほどネットにハマるのか(依存への過程―軽い気持ちから始め、抜けられなくなる;ハマる理由―高揚感+コミュニケーションを求めて ほか)
4 病気だと認識することが治療のスタート(診察―多くのものを失う前に治療を始めたい;治療方針―新しい自分を見つけるという考え方 ほか)
5 ネットとの付き合い方を身につける(脱ネット―全面カットではなく、コントロールをめざす;再発―回復後、別のIT機器へ…問題は尽きない ほか)
著者等紹介
樋口進[ヒグチススム]
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長。精神科医。1954年生まれ。東北大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室に入局。のちに国立療養所久里浜病院(現・国立病院機構久里浜医療センター)へ。同病院の精神科医長や臨床研究部長などを経て現職。依存症の治療が専門。同病院に2011年にネット依存治療研究部門(TIAR)をたちあげ、全国から患者が集まっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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