- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 講談社ブルーバックス
出版社内容情報
判型:新書判
頁数:224p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー
面白くてためになる化学推理クイズ傑作集
成田空港の手荷物検査でテロリストに間違われた中年の女性。バッグの中身は財布、口紅、眼鏡、体温計、手鏡。飛行機の空中分解も起こし得る問題の持ち物はどれ?
内容説明
日常に潜むミステリーを化学の知識でエヌ氏が解決。
目次
奇妙な電話
持ち込み禁止
宮殿の氷
篝火の秘密
漆器の値打ち
爆発した紙くず
家庭菜園の落とし穴
色が違う!
盗まれた仏像
「ボトックス」は猛毒か〔ほか〕
著者等紹介
山崎昶[ヤマザキアキラ]
1937年生まれ。1960年、東京大学理学部化学学科卒業。1965年、東京大学大学院博士課程修了。理学博士。同年、東京大学助手(理学部化学教室)。1975年、電気通信大学助教授。1999年から2003年まで日本赤十字看護大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
31
ブルーバックスの中でも、読みやすさ抜群。内容的には軽めだろうけど、化学の世界のおもしろさを覗いてみるには最適。文句なくおもしろい。まえがきを読むと、著者がミステリに大きな関心を持っていることがわかって、親しみを感じる。ミステリ界では、長年、物理・化学トリックを馬鹿にする傾向があるが、そんな風潮など、この本で吹き飛ばしてほしいものだ。2016/02/25
are8591
4
久しぶりに化学系の本を読みたくて購入。馴染みのある言葉の多い本は読んでいて楽なんだなあ。2008年に発刊ですが、内容は少し古くさい———古典っぽい感じ。トリックの内容はきちんと説明されているので、学部生が復習がてら読むのにお勧めの一冊です。あの国のあの法則の名前が『壇君の呪い』っていうのが初耳でした。5000年前からそんな風に言われるなんてパネエな。2015/05/05
うじくら
3
読みやすくてよかったです。だいぶ知ってるのがあった。2012/06/04
車輪
3
著者のSF趣味の影響か、読みやすいですね。「はじめに」からノックスの十戒が出てくるところからしていかにもな趣。2012/06/16
naoto
3
サラッと読める、化学バラエティー本。「あの国のあの法則」やキリスト教会の奇蹟を暴くなど、著者もなかなか辛口でよいです!2012/06/10