太閤私記

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太閤私記

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062207966
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

豊臣秀吉に纏わる多くの謎。答えは、秀吉自身に聞くべし! 天下人が自らの人生を語る「私記」シリーズ、『信長私記』に続く第二弾!我、信長を籠絡せり。主君の力量を見極め、弱点を探り、全力で取り入る。猿面の下に隠した野望。太閤秀吉、史上最大出世の秘密を語る。猿に似た醜い容姿。武勇に優れるわけではない。智謀に長けているわけでもない。そんな秀吉が、なぜ信長に重用されたのか。そしてなぜ天下人になり得たのか。秀吉の「人に優しくされる能力」「人を動かす能力」。それらが培われたのは、謎に包まれた秀吉の幼少期にあった。信長自身が、信長の人生を語る――驚きの着想で好評を博した『信長私記』に続く第二弾。今度は「豊臣秀吉が語る、天下人ができるまで」。

花村 萬月[ハナムラ マンゲツ]
著・文・その他

内容説明

主君の力量を見極め、弱点を探り、全力で取り入る。猿面の下の野望。太閤秀吉、史上最大出世の秘密。

著者等紹介

花村萬月[ハナムラマンゲツ]
1955年東京生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年『王国記』シリーズの序にあたる『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

123
花村萬月は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。本作は『信長私記』に続く第二弾、花村萬月版豊臣秀吉です。花村萬月節で、豊臣秀吉の青年時代を描きます。人誑し&女誑しの豊臣秀吉は大変魅力的ですが、中途半端な終わり方は続編があるという事でしょうか?信長⇒秀吉と来たら、第三弾で家康もあるのかなぁ?2017/11/10

いつでも母さん

106
いやはや、これは花村萬月の秀吉だ。まだ太閤にはなっていない。花村萬月が若き秀吉を描くとこうなるのかーって感じで読んだ。私記とあるのだから、そこは花村萬月の世界があったが欲を言えば、その後の秀吉を読みたい。信長・秀吉と来たら家康もあるのだろうな・・2017/11/21

巨峰

67
少年の頃からの秀吉を描いており秀逸だと思う。一人語りで描かれる秀吉を巡る男と女。出自的にも肉体的にも容貌的にも人より劣る秀吉だけど、そんな彼の内面の優れたところを見出す女たちの描写が秀逸。少年の成長には母じゃない女のかかわりがはずせない。秀吉だけでなく、いい女を描くのが目的になっているかのようです。中途半端なところで終わるので続編を読まずにいられない。2019/09/08

ASnowyHeron

22
自分には合わなかった。2017/11/29

tom

15
お久しぶりの花村萬月さん。秀吉の出世譚だけど、いかにも萬月風の語り口。肉欲満載なのは当然として、延々と自己を語り、その内容は執拗で奇妙に自省的。ここのところが、読んでいるうちに、次第に乗せられているような気分にさせられてしまう。連続して読むと、食傷という感じになっていくのだけれど、たまに読むと刺激的で面白い。2020/08/25

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