シナモンのおやすみ日記

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 92p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062199100
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

「おやすみ日記」に、悩みを書いたら、二年前にいなくなった猫のシナモンからのお返事が来た?!ラガッツィ賞受賞コンビ最新作!ボローニャ国際児童図書賞(ラガッツィ賞)受賞の小手鞠るい、北見葉胡コンビによる最新作。

なつみの家族は少し複雑な構成だ。なつみと両親の他、パパの妹のさやかママとさやかママの息子、つまりなつみのいとこにあたる冬馬おにいちゃん、そしてお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの7人家族。
なつみは春から「さやかママ」が買ってきてくれた日記帳に日記をつけるようになっていたのだが、ある日、その日記に二年前にいなくなってしまった猫のシナモンからの返事が届く。なつみはシナモンとの交換日記を楽しみはじめるが……。
シナモンの役をしてくれているのはさやかママ?それとも??

各見開きに入る北見氏の美しい挿絵がお話の世界をさらに広げてくれます。

小手鞠 るい[コデマリ ルイ]
著・文・その他

北見 葉胡[キタミ ヨウコ]
著・文・その他

内容説明

ボローニャ国際児童図書賞受賞コンビ最新作!シナモンへ。新しいことを始めました。きょうから毎日、わたしは日記をつけます。夜、ねる前につけることにします。だからこれは「おやすみ日記」です。「遠い国からノートがやってきた」

著者等紹介

小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年、岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』(新潮社)で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵・北見葉胡/講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。2012年『心の森』(金の星社)が第58回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出される

北見葉胡[キタミヨウコ]
1957年、神奈川県生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。2005年『タマリンとポチロー』(講談社)で、2015年『マッチ箱のカーニャ』(白泉社)でボローニャ国際絵本原画展入選、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(作・小手鞠るい/講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itoko♪

71
ボローニャ国際児童図書受賞コンビ最新作。小学3年生の主人公なつみはお土産に貰った外国製の日記帳をつけ始める。それは、居なくなってしまった飼い猫のシナモンに似たイラストの描かれた日記帳。ある日、シナモンから返事が!友達との些細なすれ違いや不安な気持ちをシナモンに話すことで、安心したりほんわかとした気持ちになる。シナモンの正体はやっぱり…ね。優しく繊細な挿し絵もイメージにぴったり。あたたかな読後感でした。2016/09/27

はる

62
優しいお話です。好み。小学3年生のなつみは、家で飼っていた猫のシナモンが大好きだった。家族もみんなで可愛がっていたが、突然どこかに姿を消してしまう。シナモンのことが忘れられず落ち込んでいたなつみだが、ある日、なつみが書いた日記にシナモンからの返事が……。猫愛に溢れた物語。北見葉胡さんのリリカルな挿絵もたっぷりで、読んでいて温かな気持ちになりました。2023/10/30

ぶんこ

49
いつも一緒に寝ていた仲良しの猫シナモンが行方不明になってしまう。やるせないなつみ。そんな時、CAをしている叔母が猫の絵が毎ページに描かれている日記をお土産にくれました。これは素晴らしい。私も欲しい。日記の中の猫はシナモンにそっくり。毎晩書く日記はシナモンに聞いて欲しくて書いています。そんな時、シナモンからのお返事が!これは最高に嬉しいこと。なつみは家の誰がシナモンとして書いてくれているのか気になります。私は叔母さんだと思っていましたが、どうやら違ったようです。でも嬉しい勘違い。お兄ちゃん、優しいね。2023/11/08

anne@灯れ松明の火

37
新着棚で。小手鞠るいさんがやなせたかしさんの弟子だと知ってから気になっていて。優しく、温かいお話だった。途中、ファンタジー?と思わせて、最後にはリアルなお話だとわかり、スッキリ。でも、最後の最後の絵は、どういう意味かな? それにしても、北見さんの絵がとても良かった。日記ノートの挿絵部分はタッチが違って、それもかわいい! こんなノート、ほしいな♪2016/06/12

chiaki

33
北見葉胡さんの挿絵に惹かれて。柔らかで優しくて温かみのあるタッチがおはなしと合っていてとてもよかったです!家族構成はちょっと複雑で、そこには2年前までシナモンという猫がいたらしい…。シナモンの面影を忘れならないなつみは、伯母さんであるさやかママからシナモンそっくりの絵が描かれた日記帳をもらい、日記帳のシナモンに問い掛けるように日記を書き始める。すると、あれ?シナモンからお返事が!日記を読んじゃうことにはいいのかなって思ったけど、シナモンを想ってたのはなつみだけじゃなかったんだね。お兄ちゃん、いい子だ〰️!2020/09/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10690364
  • ご注意事項