メビウスの守護者―法医昆虫学捜査官

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062197748
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東京の山間の村で見つかったバラバラ死体。遺体の腐敗状況と虫の発育がなぜか合わない。赤堀は謎を解けるか──人気シリーズ最新作!

東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。他方、岩楯と牛久は仙谷村での聞き込みを始め、村で孤立する二つの世帯があることがわかる。息子に犯罪歴があるという中丸家と、父子家庭の一之瀬家だ。──死後経過の謎と、村の怪しい住人たち。残りの遺体はどこに!

内容説明

バラバラ死体の「虫の知らせ」がおかしい!東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。なぜ遺体の死後経過と「虫の知らせ」が一致しないのか!

著者等紹介

川瀬七緒[カワセナナオ]
1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服のデザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、2011年、『よろずのことに気をつけよ』で第57回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

275
今回も大量の虫に、バラバラの腐乱死体、憎悪や狂気溢れる人間関係。グロさ全開で凄まじい。それでも4作目ともなると慣れてきたのか、陽性全開の赤堀先生のキャラもあってサクサク読めた。何より単純にミステリーとして面白い。間違いの無いシリーズ。但し、あの雨は絶対ヤダ2020/06/28

ダイ@2019.11.2~一時休止

216
法医昆虫学捜査官その4。今一番楽しみにしていたシリーズ最新刊です。久しぶりにウジを初めとする虫満載って感じで期待を裏切らない面白さだった。でも実際にはムシジョってどれくらいいるのかな?。2015/11/04

nobby

209
シリーズ4作目。東京郊外で発見されたバラバラ死体は3つに切断された男の両腕のみ。例によってムシ達が教える死亡推定時刻と解剖医の見解が合わない!ここから赤堀先生の執念の活躍ぶりが圧巻。怪しく曰く付きな人物が数多く描かれ、黒幕は分かりやすい。ただ、後半でもなかなか遺体あがらぬ様子や、ピースは揃いつつも結び付かない歯痒さにモヤモヤ…それでも恒例なラストの危機を乗り越えて明らかになる真実はなかなかの衝撃度。各所にばら撒かれた些細な伏線が完全なまでに繋がるのはお見事!2016/10/14

ひさか

206
2015年10月講談社刊。書下ろし。ラストで、明かされる事件の動機に驚いてしまいました。タイトルの意味もラストで明らかに。相変わらず、冗長なストーリー運びです。2017/09/19

utinopoti27

200
西多摩の山中で見つかった男の腐乱した右手首。身元判別の手掛かりは損壊されており、混乱を極める捜査を横目に、法医昆虫学者・赤堀涼子は、虫の痕跡に、ある違和感を抱いていた・・。猪突猛進・大胆不敵の赤堀に加え、彼女の唯一の理解者・岩楯警部補とその相棒が活躍する本作のキーワードは【香り】と【歪んだ愛】だ。仙石村に暮らす、いかにも怪しげな「よそ者家族」たちは、真相にどう絡んでくるのか。今回は、犯人捜しよりも動機の異常性に注目したい。それにしても、作者はよくこんなアイデアを考えつくものだ。香りの世界は実に奥が深い。2020/09/11

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