出版社内容情報
こんなに幸せで大丈夫なのか――。幸せの絶頂にいる瑠璃子は、今の状況に疑心暗鬼になりつつも、この幸せに身をゆだね……。
多岐川瑠璃子は実家住まいの歯科衛生士、33歳。家と職場の往復だけの単調な日々を過ごしている。離婚した妹が実家に子供を連れて戻ってきたので、自分が出て行かなければならないのか……と考えていたときに、同僚から聞いた出会い系サイトにアクセスする。同僚はそこで結婚相手を見つけたというのだ。ほのかな期待を抱きながら、気になる男に勇気を出してメールを送ってみた瑠璃子。程なくして、相手の男から返信が来る。舞い上がる瑠璃子。何度かのやりとりの後、二人は会うことになる。この男の名前は、佐々木一希。瑠璃子よりも7つ年下の商社マンだ。二人は急速に惹かれあい、やがて身体を重ねる――。瑠璃子は信じられないような幸福に身をゆだねつつも、一抹の不安を覚える。本当にこんなに幸せでいいのだろうか……。そう思いながらも、二人の間に、結婚話が持ち上がる。
内容説明
多岐川瑠璃子は、実家住まいの歯科衛生士、33歳。家と職場の往復だけの、単調な日々を過ごしている。妹が離婚し、子供を連れて実家に戻ってきたことをきっかけに、漠然と今後のことを考えるようになった。今度結婚する職場の同僚は、インターネットのサイトで相手を見つけたという。瑠璃子は、ほのかな期待からサイトにアクセスすると、程なくして、相手の男から返信が来る。何度かのやりとりの後、会うことになるのだが…。運命の輪は、なぜ二人を結びつけたのか。男は何ものなのか。運命は急転し、二人は愛の渦に巻き込まれていく。
著者等紹介
大石圭[オオイシケイ]
1961年東京都生まれ。法政大学文学部卒。’93年「履き忘れたもう片方の靴」で第30回文藝賞佳作を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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