御奉行の頭の火照り―物書同心居眠り紋蔵

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062196635
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

よかれと思うことがことごとく御奉行の怒りを買ってしまうご存じ南町奉行所の窓ぎわ同心藤木紋蔵。お裁きの行方や如何に。待望最新作「藤木は捨ておかぬ、馘(くび)にして遣わす」
江戸のお騒がせ男として隠れもない名物男、弁慶橋で刀法指南をしている蟋蟀(こおろぎ)小三郎。
教え子の親にかけられた謀書謀判の嫌疑を晴らそうと頼み事をもちかけてきたこの男に、“窓ぎわ同心”藤木紋蔵は少しばかりの知恵を授ける。
ところが、それによって面子を潰された御奉行が烈火のごとく怒る!
とんだ逆恨みを受けることになった紋蔵。その進退やいかに。
人気シリーズ最大の“失職”危機が迫る最新作

目次
御奉行の頭の火照り
お姫様みわ一世一代の大舞台
手柄の横取り
島帰り勘七への思いやり
勘太の恩返し
十日以内に二人を殺す
御奉行の逆恨み
十八年目のうっちゃり


佐藤 雅美[サトウ マサヨシ]
著・文・その他

内容説明

江戸のお騒がせ男として隠れもない名物男、弁慶橋で刀法指南をしている蟋蟀小三郎。教え子の親にかけられた謀書謀判の嫌疑を晴らそうと頼み事をもちかけてきたこの男に、“窓ぎわ同心”藤木紋蔵は少しばかりの知恵を授ける。ところが、それによって面子を潰された御奉行が烈火のごとく怒る!さあ、その進退やいかに。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
昭和16年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。処女作『大君の通貨』で第四回新田次郎文学賞を受賞。平成6年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第百十回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

69
お役御免か?とちょっとだけハラハラした。人気シリーズなのだが、私には少し『読みたい』気持ちが薄くなって来たようだ。(このシリーズもかなり続いているなぁ)まぁ、そんな時もあるだろう・・が、次は読むかどうかわからない(汗)紋蔵が羨ましいのかな私。しかし、上に立つ者の人柄・力量で部下が苦労するのはいつの世も同じか・・又、逆もしかりか・・人間は単純だが複雑な生き物だ・・なんて何故か読了後に思ってしまった次第。2015/10/02

baba

34
何度読んでも良い。まさかの「半次」の蟋蟀登場も中々で紋蔵との絡みも面白い。お奉行に気を遣いつつも自分らしく振る舞う紋蔵が更に良い。いつの世も子どもが巣立った後の親は寂しい。2017/03/02

タツ フカガワ

23
功を焦る南町奉行の公事裁定が、紋蔵さんのために覆されるというのが表題作。以後紋蔵さんがお奉行に睨まれ続けるシリーズ14作目です。それにしても文吉、15歳にして波瀾万丈の人生です。行く末が面白そう。2019/09/29

就寝30分前

20
江戸時代にタイムスリップした気分を味わえる。時代劇小説もイイもんだなぁ。が、こんなところからの初読みはお薦め出来ない。紋蔵さんの良さが分からない。2017/02/05

マッピー

19
20年を無事勤め上げて、500石の知行取りになりたいお奉行。紋蔵はただ、お奉行の勇み足の尻ぬぐいをしているだけなのに、逆恨みを買って「いつか首にしてやる」とまで言われる始末。宮仕えはつらいよねえ。お奉行の目につかないようにおとなしくしている紋蔵だけど、事件が紋蔵を離さない。事件を解決するたびにお奉行の出鼻をくじくことになり、恨みはいや増すばかりなり。と思ったら、最後の作品の一番最後。突然お奉行は左遷される。紋蔵をはじめとする人々は、「なにゆえ」と首をひねるが、見ている人は見ているのである。2019/04/16

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