出版社内容情報
震災に備えて列島を強靱化し、東海道ベルト地帯を強化、分散型の国土構造のもと地方を活性化――GDP900兆円の日本に! 震災に備えて列島を強靱なものに作り替え、東海道ベルト地帯を強化し、分散型の国土構造のもと地方都市を活性化する――こうしてGDP900兆円のユートピアが生まれる!
日本は、石油ショックのあと世界一の省エネ大国になり、阪神淡路大震災のあとは耐震設計が驚くほど進み、耐震技術についてもまた世界一の国になった。バブル崩壊後は、多くの企業が莫大な借金を背負うことになったが、もの凄い勢いで借金を返し、逆に預貯金が有り余るような状況になった。東日本大震災後の電力不足の問題にしても、個人も法人も凄まじい勢いで節電に協力し、当初のほんの短い期間をのぞき計画停電は実施されなかった――これらの歴史的事実はみな、さまざまな外的なショックに対する日本の驚くべき対応力を意味するもの。この対応力こそが、「レジリエンス」(resilience)。
日本を救い続けてきた、この「レジリエンス」――柳の枝のような「しなやかな強靭さ」をさらに磨いたとき、GDPは2倍になる。
序 章 震災が生んだこころ豊かな国
第1章 巨大地震の三連動とは何か
第2章 戦後レジームの終焉
第3章 八つの策で強靱化する日本列島
第4章 震災に備えて経済成長
第5章 地方都市が豊かになる分散化
第6章 震災ユートピア
第7章 列島強靱化がつくる未来
藤井 聡[フジイ サトシ]
著・文・その他
目次
序章 震災が育んだこころ豊かな国
第1章 「巨大地震の三連動」で日本は
第2章 地震静寂期の終焉
第3章 八つの策で強靱化する日本列島
第4章 震災に備えて経済成長
第5章 分散化で豊かになる地方都市
第6章 震災ユートピアとは何か
第7章 列島強靱化がつくる未来
著者等紹介
藤井聡[フジイサトシ]
1968年、奈良県に生まれる。京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)。京都大学レジリエンス研究ユニット長。専門は、公共政策論、国土計画論、土木工学。1991年、京都大学工学部土木工学科卒業。1993年、京都大学大学院工学研究科修士課程土木工学専攻修了後、京都大学工学部助手。1998年、京都大学博士(工学)取得。スウェーデン・イエテボリ大学客員研究員、京都大学大学院助教授、東京工業大学大学院教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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