内容説明
エネ研、ソーラーカー、大潟村…太陽の光に導かれて、淡い恋が始まった―。ソーラーカーレースにかける高専生たちの青春。
著者等紹介
濱野京子[ハマノキョウコ]
1956年、熊本県生まれ、東京育ち。2006年、『天下無敵のお嬢さま!1 けやき御殿のメリーさん』(フォア文庫/童心社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
34
結果的に部活の事より恋愛話になってしまったような気がするが、10代の若者の悩みって突き詰めればそんなものかもね。2012/08/20
ゆみ
18
ティーンズ向けの書籍。高等専門学校の学生たち、高専を取り扱ったのは初めて読んだかも。 高専は地元にあったので、結構身近に感じてました。15歳から20歳まで在学しているというのは 、やっぱり面白いなぁと思う。ストーリーは目的なく高専に在学している18歳が、ソーラーカーレースに挑む、ひと夏の話。 熱くて爽やかで若さ溢れる展開を期待したけれど、ちょっと不発。もっと躍動感がほしかったなぁ。 2015/09/08
BlueBerry
8
ソーラーカー自体の構造とかについては結局の所、語られていなかった。3年前の車体をそのまま使っただけだからメカとかに電子とかについては触れられていなかったですからね。人の繋がりとレースの展開についてのお話なのであまり奥行きと言うか深みがなかったのは残念。盛り上がりも今ひとつ。読みやすかったのでサラッと読了。2013/05/14
memo
5
高専生というあまり自分になじみのない雰囲気が味わえて興味深かった。主題であるソーラーカーの部分に関しては、もう一つ踏み込みが欲しかったけれど、意外と甘い青春恋愛モノ。有川さんの「キケン」を思い出した。2010/06/19
浅葉
5
★★★☆☆ 図書館 舞台となる大潟村の近くに住んでいるため、近所の書店で紹介されて親近感から手に取った。内容は不思議に「ランブルフィッシュ」を連想。あちらもある意味高専といえる学校で、チームでひとつの機体を組み立てるところが共通しているためだろう。とはいえ作者が理系でないせいか、機体描写は薄く、若き主人公の悩みに焦点。青臭くも決して馬鹿に出来ない若き日の悩みは読んでいて微笑ましかったが、それを描くならソーラーカーでなくてもよかったのでは?と中途半端な印象に終わってしまった2010/01/01