出版社内容情報
◆目次より(抜粋)
「三DK」の負け犬に親しみ深い常套句
社会の縮図・合コンで思い知る負け犬の現実
男女二人きりでも誘われなかった「琉球事件」
ブランド犬を飼う負け犬の「余った愛情」
男は知らない バレンタインの「苦労と意味」
オヤジ心で男子大学生を見守る
同窓会における負け犬と勝ち犬の「共存」
女子アナとスチュワーデス、所有される勝者
祇園における、年齢別衣装のシビア度
女性の「こんなの初めて!」を信じるべきか?
内容説明
負け犬、実践編。何となく独身、いつまで独身?
目次
「三DK」の負け犬に親しみ深い常套句
社会の縮図・合コンで思い知る負け犬の現実
男女二人きりでも誘われなかった「琉球事件」
つまらない男に我慢ならないという哀しみ
グラビア女王と自分の共通点
ブランド犬を飼う負け犬の「余った愛情」
シモネタは死ぬまでなおらない
男は知らないバレンタイの「苦労と意味」
方言、その深遠な魅力
オヤジ心で男子大学生を見守る〔ほか〕
著者等紹介
酒井順子[サカイジュンコ]
1966年東京都生まれ。2003年刊行『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげ
12
着眼点や語り口がいかにも喪女風なので、うっかり心を許して読んでしまうけど、よくよく考えてみると、業界人で、交遊関係が広くて、それなりにモテていて、自由になるお金も多くて、まさにリア充以外の何者でもないじゃないですかやだー、と裏切られたような気持ちになります。負け犬さんの「結婚しないんじゃなくて、出来ないんです」っていうのは、結婚しないことについてあれこれ言ってくる人をうまく黙らせる方便だったりして、と思ったり思わなかったり。2013/08/10
mike
9
久々エッセイ。週間現代の連載エッセイのようで、男性向けのような感じはしたけれど、日常に自身の思いの細部を詰めて集めた言葉を大事に読みました。2018/09/21
Quijimna
6
もうすでに古く感じるところもあるが、「酒井節」は光ってる。★★☆☆☆2020/08/26
Keystone
5
題名が秀逸!ついつい聞いちゃう負け犬の一言だそうで。相手が男性でも、女性でも。うーん、なんか分かります。週刊現代の連載だからか、下ネタ率がかなり高くてちょっと驚きました。同窓会の話は、奥田秀朗さんの「ガール」を思い出しました。いくつになっても「くしゅくしゅ」されたいに大笑い。また、「面白くない男の話に笑う特訓のために『笑っていいとも』を見ておこう」に納得。2012/08/31
つたじゅん
4
下ネタを語っても下品にはならないのが不思議。でも友達同士そんなに熱く語り合うことはないような・・大人の修学旅行なんてうらやましい~2011/03/17