内容説明
改革の乱世を生きる極意と知恵。例示された歴史的事実の圧倒的な説得力。臨機応変に闘い抜く指針を示す。
目次
第1章 知略篇(兵は詭道なり。;利にしてこれを誘い、乱にしてこれを取り、実にしてこれを備う。 ほか)
第2章 計策篇(諸侯の謀を知らざるは、予め交わること能わず。;勝つべからざるは、守るなり。勝つべきは、攻むるなり。 ほか)
第3章 極意篇(智将は務めて敵に食む。;敵を殺すは怒りなり。敵の利を取るは貸なり。 ほか)
第4章 始計篇(兵は国の大事にして、死生の地、存亡の通なり。察せざるべからず。;故にこれを経るに五事をもってし、これを校ぶるに計をもってして、その情を索む。 ほか)
第5章 武略篇(兵は拙速を聞くも、いまだ巧久を睹ざるなり。;兵を用うる法は、十なれば則ちこれを囲み、五なれば則ちこれを攻め、倍すれば則ちこれを分かつ。 ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
1958年大阪府生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。同大研究員を経て、歴史家・作家として独自の著作活動をおこなっている。「歴史研究」編集委員
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