内容説明
一家惨殺事件。生き残った長女と、加害者の娘。二人は出会ってはならなかった。憎悪に蝕まれていく心の闇を描き尽くす書下ろし長編サスペンス問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
41
★★★☆さすが脚本家上がりの売れっ子作家だけあって、奇抜な発想やストーリー、展開は群を抜いている感がある。とは言うものの、イマイチ感が拭いきれないのは、プロットや内容、筆致、スピード感などでついてこれてないのは映像化を意識して書かれた小説であるが故なのか、思いのほか期待値までは到達できなかった。2015/04/23
のんxxx
19
読友さんのレビューに釣られて読了。2000年刊行の本。25年前ですって。あの頃の私は何をしてたんだっけね。あ、まだ高校生じゃん!十角館の殺人を読んで脳汁垂らしてた頃ですね。主人公の奏子は小6女子。自身の修学旅行中に自宅にいた家族が全員殺される。犯人は父親の仕事関係の人らしい。一体なぜ。時は流れて奏子は大学生。死刑囚となった加害者に自分と同い年の娘がいることを知った奏子はその女に近付いていく。お前の父親がした事を私は知ってるぞ。さぁ、どうしてくれようか。そしてそうくるの?というような展開へ。あー、苦しい。2025/04/17
あや
12
【図書館】被害者の娘と加害者の娘。奏子がひたすら破滅への道を進んでいるように見えて恐ろしかったです。予想もしないラストでしたが、この形がお互いに一番良かったのかもしれません。2011/11/01
橘
7
どこで自分が被害者家族だとばれるかハラハラしてましたが、最後まで言わないのね…ラストはあっさり。未歩まで殺人者にならなくてよかった。2011/06/05
こらっと
2
【2019-4】 小学校の修学旅行に行っている最中、両親と弟ふたりを殺された過去を持つ主人公が、犯人の娘と偶然に出会う。 被害者の娘が加害者の娘に近づき二人の関係が深くなっていく絡みが興味深い。2019/01/11




