内容説明
薔薇の刺青に死が匂う!女子大生。アイドル。主婦。それぞれに人生は気楽なはずだったが…!?待望の“柚木草平シリーズ”最新刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タックン
63
柚木草平シリーズだけど、出版社の関係でそこの出版社の編集長の娘さんの鈴女ちゃんも登場。事件を草平目線と鈴女目線で語ります。 鈴女ちゃん、いいキャラしてて面白いし、浅草・向島界隈の風情もいいです。 事件は鈴女の中学の同級生でアイドルになった女性の殺人事件から。その後連続で殺人と未遂が起こります。 事件を追っていくと中学時代の喧嘩といじめ事件が発端な感じで・・・・・でも題名の刺青が何かは全然わかりません。 最後に真相がわかって、全ての情報と伏線をすっきり回収するとこはさすがでした。2023/08/14
ぶんぶん
14
【図書館】まず始めに「和田誠」のカバー絵に惹かれました。 ほのぼのして、的確に小説の中心人物を表している。 今回は、草平も馴染みのある「講文社」編集長の三浦年男の娘・三浦鈴女が主人公。 鈴女の同級生が立て続けに殺された。ひとりはアイドル、ひとりはテレビ局のアナウンサー内定者、これは偶然なのか・・・あれよあれよという間に同級生が次々と巻き込まれる。しかも、最初の二人には左肩に薔薇の刺青が。草平シリーズは同級生絡みが多いなと思う。しかも、普段と違う性格を炙り出すのが上手い。 最後にほろ苦くさせるのも好きだな。2021/10/14
あや
5
【図書館】 柚木草平シリーズ第四弾。中学時代の同級生が殺され、共通点は薔薇の刺青と過去の事件。草平視点じゃないのは初めてでしたが悪くないですね。鈴女ちゃんが可愛くてなんか好き。2011/06/08
aocchi
2
話がどこに行くのかわからずにちょっと不安になりましたが、最後にそう来るか~って感じでビックリ。色んな登場人物が最後に一つの結論になり、安心しました。 ハンフリーボガート調の話し方が少なかったので、そこだけは物足りなかったです。 けど、やっぱり樋口さんの作品は面白い。2016/04/06
Red-sky
1
ちゃんとすべての情報を最後に回収。柚木と鈴女目線でのことがすべてつながるとすっきりする。2019/08/31