内容説明
必要な手がかりはすべて提出された。真相はたったひとつ。無類の稚気とフェア・プレイ精神あふれる綾辻流本格ミステリ、お待ちかねの最新傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
94
小説の中の謎解き。なかなか笑わしてくれる部分もあったり手の込んだ展開だったり。普通の小説のように、登場人物が何から何まで解いてくれるのとは違う。自分も登場人物の一人の綾辻さんと共に頭を使う。エーって声をあげそうなこともあるけど…謎解き大好きという方にはお薦めです。読後の心地よい疲労感を味わってください(笑)2013/08/25
ままこ
48
ちょっと変わったエキセントリックな〈読者への挑戦〉形式。言葉のマジックに惑わされてまんまと騙されてしまった。『伊園家の崩壊』はあの家族をモチーフにしてあるだろうと思われるので、対比想像し読んだら陰惨さが増幅してしまった…。装幀は洋書みたいで素敵。2017/04/27
ふう
23
「人間じゃない」のために再再読(あぁだったら改訂版読めばよかった)。どの話もタイトルだけだと全然ピンとこなかったが、読み始めたらあぁアレかとすっかり思い出せたw 相変わらず「伊園家」はイケないモノを覗き見てる気分120%。改めて思ったけど影の主役はタケマルなんだね。2017/03/16
浅見ヨシヒロ
21
小説不信になりそうな本作(いい意味でね)。某国民的アニメがモデルになっている、ある事件では登場人物達がことごとく不幸な結末を迎えていて笑うに笑えなかった。明日そのアニメ見れないじゃん…2014/04/19
さくら@読メやすみやすみ
19
可笑しくて声だして何回か笑いつつ読了。特に「伊園家の崩壊」は、ブラックユーモアに溢れていて最高でした!最後の「意外な犯人」は、テレビの安楽椅子探偵を見ているようで楽しかったです。犯人はあたったけど、名前は当てられなかった…悔しい。読んでよかったです。 ★★★2017/06/18