目次
第1章 現代人の心のうち
第2章 日本人の深層心理
第3章 今を見つめる
第4章 人格をもったマスコミ
第5章 世紀末に向けて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sugi Takahiro
5
一般的な深層心理学ではなく、現代日本(と言っても一昔前だが)に見てとれる様々な現象に対する著者の個人的な考え方をつづった本。 現代のスピードの速い社会の流れに対して、我々はお話の筋立てや内容を楽しんでいるのではなく、瞬間の無意味さ、瞬間が切り替わる刺激の差を楽しんでいるに過ぎない。意味を読み取り、感覚で味わうのではなく、目先が変わることに喜んでしまっている。 仕事を考えて憂鬱になるのは、月曜と日曜のタイプがある。「休む」は「屋住む」、だから家でごろごろするのが正しい休日。2015/10/22
Ken Aura
3
元歌手で有名な精神科医、北山修先生。著作を数冊読んで分かったのは、精神科のいわゆる普遍的な内容ではなく、"北山修"の考え方、精神科論、精神療法論といったものが書かれているということ。精神分析を土台として、独特の論調、言い回しで持論を展開していきます。第4章「人格を持ったマスコミ」でのマスコミ論は白眉。以下メモ2017/12/06
しょ~や
1
古いのに、今の話かと思ってしまう。変わってないな。2020/02/14
のみちゃん
0
精神科医のエッセーだと知らずに読んだ。精神科医の仕事を把握していないが、興味を抱くきっかけとなった。有名ミュージシャン、作家、精神科医と多彩に活躍した著者だからこその面白さを感じる作品だった。2012/08/15