内容説明
為政者は理想ばかりを繰り返し、国民は変化に浮かれている。しかし、何が本当に変わったというのか。表面的な変化にまどわされ、本質を見失ってはいけない。大前研一が全力で書き上げた、新しい国づくりの真の指針。
目次
第1章 日本の将来
第2章 日本の真実
第3章 新しい需要の創出
第4章 改革の担い手はいるか
第5章 国家運営の再構築
第6章 日本を変える法案集
第7章 日本の選択
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
15
大前さんの著書の中でよく出てくる新・大前研一レポート。日本を変えるための80にも及ぶ政策が提言されている。1993年に出版された本にも関わらず、いまだに日本の病巣となっている問題が多くあり、この国の闇に唖然とする。本当にどうなってしまうのだろうか。2016/09/01
まめタンク
5
2017年、73冊目。 79点 数年前に読んだ感想とは大分異なる。トランプ大統領、ポピュリズムの台頭、テロ問題。大前氏は移民を受け入れて経済を活性化させる事を熱く語り続けているけれど、それは本当に正しいのか改めて考えさせられた。ただ、本書の出版から20数年が経って、政治か何も変わって無い事には驚かされる。それが本書の凄さの一因かもしれません。2017/06/11
kmym
0
20年前に書かれた、日本という国への政策的提言。79の政策を示しているが、このうち実行されたものはほとんどない。今からでも遅くはない、と思いたいが、本当にこの20年間は「失われて」しまったのだと感じさせられる。2014/02/24
まめタンク
0
2013年55冊目。大前研一氏が提案する政策集という方をとる。20年近く前に出版された本だが、その一つ一つ、確かに時代錯誤の感がある政策も中にはあるが、全体を通してみれば2013年の今でも十分に通用する。逆に、20年間変わっていない日本国家はどうなのだろう?2013/06/16
ken
0
此の書が20年近く前に世に出ていながら現在の体たらくに甘んじている自国を憂えざるを得ない。2010/05/26