内容説明
’92NHK大河ドラマ主人公。十四大作家が描く織田信長アンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんらんしゃ🎡
46
安吾は悪党の論理で語り、井上靖はうつけ時代の心の中を描く。他の作家の作品にも信長の新しい面が見えた。でも意外だったけど、石原慎太郎が良い。信長のおそろしさがよく表われている。いまや老害と化しているが^^;この戯曲はシャープだ。時期的には議員になってから書いたものだろうか。信長の気質と相まって、妥協も迎合もしない氏のタカ派ぶりがよく出ている。2017/01/28
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
14
14人の作家による信長アンソロジー。石原慎太郎の戯曲『信長記』(レアでしょ)と松本清張『姉川の戦』のみ読む。信長好きの石原慎太郎の戯曲はちょっとBLテイストである。孤高の天才信長と彼を愛した森蘭丸。そして光秀の苦悩。戦国時代と思えぬ哲学的できらびやかな会話が可笑しいが、楽しめた。松本清張のは『私説・日本合戦譚』の一つ。清張さんらしい皮肉が楽しい。いつか『私説・日本合戦譚』を読もうと思う。2013/10/06
v&b
2
坂口安吾「織田信長」目当て。正宗白鳥、読んでみようかな。2012/08/11