内容説明
小樽が、私をよんでいるのです。石田ひかり主演、大林宣彦監督で、映画化決定。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モトラッド
27
★★★☆故大林宣彦監督による映画を再度観賞したことがきっかけで、原作を振り返りました。流石原作は、映画化されるだけの、コアの部分での魅力に溢れた作品でした。特に「きみのふたつの黒き目は・・・」の詩が、原作によるものとは(原作者に失礼ながら)意外でした。てっきり大林宣彦監督の創作と思ってました。そして、この原作から脚本を書き、あの壮大な叙事詩を紡ぎ出した大林宣彦監督にも、心よりの敬意を表したい。また、山中恒氏は「転校生」「さびしんぼう」の原作者でもあります。映画化されて更に深みを増す世界観に、魅了されます。2020/11/30
星落秋風五丈原
11
小樽の高校生、はるかはトラベルライターと称するちょっと怪しいけど素敵なおじさん綾瀬慎介のガイドを引き受け、街のあちこちを訪ねて不思議な事に出逢う。あとを付きまとう同級生としてビエオ好き、「被写体として好きだ」と変な口説き方をする角倉。運転手は幼馴染みで無口な大学院生の太田。はるかを取り巻く男達もそれぞれに癖がある。大林宣彦が映画化。1992/03/07
モトラッド
8
●大林宣彦監督作品の原作として、既読。2015/01/07