内容説明
そこは、もうひとつの世界だった。一見平和な学園に見えながら、奇怪な武道と妖術が蠢き、各校は「護衛団」を組織して、最強の地位をめざしていた。そんなとき、「東」の本拠地ともいえる東京都立帝高校に、不気味な侵略者の影が忍び寄る。そして、帝高総番・倉間皓鉄が戦いを決意したその日、彼は「西」の敵に襲われた謎の転校生と巡り合った。しかも、その同じ日、帝高ナンバー１の美女・朱雀舞衣は、彼と瓜二つの転校生を教室に迎えるのだ。強い味方が来たと歓ぶ倉間。だが、彼―転校生・檀哲理には、世界を震憾させる怖るべき謎が隠されていた。舞衣を狙う奇怪な老婆。次々に犯されていく若い女体。地から吹きでる針、二重存在、血しぶく殺人拳―魔人同士の戦いを冷やかに見つめる美女しりるとは？いま、前代未聞の戦いの幕が切って落とされる！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キー
7
1988年の菊地秀行作品。 高校生達が異能力バトルをする、というラノベ的な設定ですが、この当時はまだ新鮮な設定だったのでしょう。 作者のあとがきにあるように、「登場人物よりも背後の世界の方に興味がある」ということで、登場人物達がほぼ無個性な為、物語としては盛り上がりません。 ラストバトルの相手も、然程強敵という訳でもなく盛り上がりません。 菊地秀行作品の中では凡作でしょう。2023/10/21
洪七公
1
読了1990/01/08
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