内容説明
春の選抜高校野球大会。優勝候補・亜細亜学園を相手に、1対0とリードした開陽高校は、9回裏二死満塁のピンチに追い込まれた。開陽のエース・須田武志が、この局面で四番打者に投じた最後の1球とは?また、捕手で主将の北岡明は、なぜ愛犬と共に殺されたのか?フレッシュな感覚と緊密な構成で、人間心理の光と影を描く気鋭渾身の長篇推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
87
25年の歴史を感じないとは言い難いが、それを差っ引いても十分に面白い。装画もいい感じ。2014/02/13
takaC
74
毎月読む東野圭吾の今月分は『マスカレード・ホテル』のつもりだったけどダ・ヴィンチ企画に踊らされてる間に時間がなくなってしまい名作『魔球』に救援登板していただきました。この本の難点は某ヒットソング(&振り付け)がエンドレスに脳内再生されてしまうことぐらい。2017/08/31
マッツ
14
野球が好きなんで、題名にひかれて、東野圭吾の初読みでした。この本読んでから東野圭吾のはまって三十冊越えるファンになりました。高校球児の切ない内容が好きです。
もね
13
今、東野圭吾の古い作品をいくつか読んでいるのだけど、どれもイマイチだと感じていた。なのでこの本もアレなのかなと舐めていたら、面白くて一気に読んでしまった。本としては六番目の刊行だけど、書かれたのは卒業以前ということに驚く。2014/01/13
海月
11
自分だけじゃなく他人にも厳しい性格の主人公の行動は、同調できない部分もあるけれど、家族に対する深い愛情には心をうたれます。今回、加筆訂正はされているだろうけど、『放課後』以前にこの作品が書かれていたことを知り驚きました。
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