感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山猫
11
「パラゴン」という単語に惹かれて手に取った。「インドのみどりさん」伝説にも通じる部分があって、「ああ、インド方面に行く人ってこういう感じだよなあ」と。
アンゴ
0
1984刊。旅の師匠がインドに行きたくなったきっかけを作ったと聞き手にする。カルカッタのパラゴンホテルに沈没する日本人貧乏旅行者の物語。主人公だけが現実とのつながりを絶たず、飼える場所を残している。最後は夢落ちであっさり終わる。中に出てくるスーダンはブータンの誤りではないか? 今はどうかしらないが、2013年現在、私がコルコタを訪れた時、このホテルはまだ存在しており、形式にこだわる日本人バックパッカーが泊まっていた。2012/12/16