講談社文芸文庫<br> 世俗の詩・民衆の歌―池田彌三郎エッセイ選

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講談社文芸文庫
世俗の詩・民衆の歌―池田彌三郎エッセイ選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061984912
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

折口信夫の高弟にして、日本芸能研究の重鎮である著者の歌と言葉をめぐる軽妙なエッセイの数々―。小学生時代と重なる大正期、そのとき、口ずさんだ童謡や唱歌を記憶のなかから甦らせ、都市の風俗と言語生活の変遷をたどり、宝塚少女歌劇から戦後の歌謡曲まで、そこに息づく庶民の心を読み解く。軍歌の一方的排斥に異を唱え、歌詞のなかの言葉遣いへの辛辣な評現も著者ならでは。

目次

1 聴いて歌って(幼時の歌のことなど;少年のころの歌から;震災のあとの歌;タカラヅカのことなど;レコードの歌 ほか)
2 世俗の詩・民衆の歌(世俗の詩・民衆の歌;冬の夜;わたしの言語生活;わたしの中のことば;電車の中で ほか)

著者等紹介

池田彌三郎[イケダヤサブロウ]
1914・12・21~1982・7・5。国文学者。民俗学者。東京生まれ。1937年、慶応大学国文科卒。折口信夫に師事し、学問のみならず人格形成においても多大な影響を受ける。『折口信夫全集』の編集に尽力するとともに、国文学研究に民俗学的手法を取り入れ、独自の学風を築く。またNHKの解説委員・用語委員をはじめとして、社会的活動も多方面にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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AR読書記録

3
なんか勝手にタイトルからプロレタリア文学的なものを想像してしまっていたのだが、ふつうに歌にまつわる思い出話や蘊蓄話ふうの読み物だった。折口信夫門下生の民俗学者でもあるんだけれど(折口信夫が略語が嫌いで、というエピソードおもしろい)、解説によればタレント教授のはしり、みたいな存在でもあったようで、年譜に「「徹子の部屋」に出演」とかあってちょと笑う。年譜でいうと「東京高等裁判所に出廷(のぞきメガネでヌード写真を見せて猥褻図画陳列罪に問われた事件の検察側証人として)」なんかも気になるなあ。2014/08/05

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