内容説明
新約聖書の時代から4世紀初頭、ローマ帝国が数次の大迫害の後、ついに教会を公認するまでのキリスト教の歩みを詳述。初代教会が信仰解釈や神学・典礼などでの正統と異端の相剋を体験しつつ、ギリシア・ローマの文化や思想との出会いの中で発展していく過程を浮彫りにする。
目次
第1章 初代教会
第2章 エルサレム以外の教会
第3章 ユダヤ・キリスト教の危機
第4章 エフェソス、エデッサ、ローマ
第5章 グノーシス説の起原
第6章 ユダヤ・キリスト教の慣習と表象
第7章 教会とローマ帝国
第8章 異端と正統信仰
第9章 キリスト教の教会生活
第10章 アレクサンドリア
第11章 セウェルス朝時代の西方世界
第12章 三世紀のキリスト教社会
第13章 オリゲネス、マニ、キプリアヌス
第14章 三世紀未