内容説明
モモちゃんにアカネちゃんという妹ができました。1年生になったモモちゃんは、黒猫のプーと競争でアカネちゃんの面倒をみます。そんな、にぎやかで楽しいモモちゃんの家に、パパとママの別れという悲しい事件が起ります…。「ちいさいモモちゃん」「モモちゃんとプー」の続編。赤い鳥文学賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
905
1
松谷みよ子のモモちゃんシリーズの第3作。訳者が前巻と違うけど、そんなに違いは感じない。ただ、作品そのものに、不穏なものを感じるところが多くなって、ただのほほんと読んでられない。明るそうに見える生活でも、苦悩の上に成り立っているってことか。2016/07/23
905
0
5年ぶりの再読。1巻と違って、死の影やママとパパの離婚などわかりやすく不穏な要素が混じってくる。やがては全能感を喪失せざるを得ないという、赤ん坊から子どもへと成長する段階で直面する事実の象徴か?ともあれ講談社英語文庫ではここまでなので、次巻以降は原作を探そうかな。2021/12/10