講談社文庫<br> 灰色の仮面

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講談社文庫
灰色の仮面

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061859791
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ある晩、女性の悲鳴を聞いた僕は、駆けつけた部屋で美女の死体を発見。折悪しく住人に見つかり犯人と間違われてしまう。満月の夜に歪んだ欲望をたぎらせて、白いマンションに住む独身女性を次々と襲う恐怖の暴行魔と僕の熾烈な闘いが始まる。最後の一行まで真犯人がわからない超弩級のホラー・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

67
裏表紙の表現はちょっと違うなって感じがするが面白かった。2014/01/04

セウテス

64
白いマンションに住む女性ばかりを狙う、連続暴行殺人事件が起こる。ある夜ふとした事から犯人と間違われ、主人公は独自で真犯人を探す事となる。叙述トリックとしては、主人公が雑誌のライターをしている事から、事件の記憶を残そうと文章におこす為に、本文なのか作中文なのかが迷う処だ。更に主人公は、一時気を失うクセがあり、犯人ではないと除外出来ない事も、推理を難しくしている。最後の一行は好みの読者も多いだろうが、真相としては少々もの足りなく感じる。元々主人公が情けなく、好きにも応援したくもならない事が、原因だろうと思う。2018/02/11

たか

51
白いマンションに住む独身女性を次々と襲う恐怖の暴行魔。ある晩、女性の死体を発見した僕は犯人と間違われ、僕は独自で真犯人を探すことになる。 ▼語り手は誰なのか、狂っているのは誰なのか。夢と現実が混在しながら、なかなか見えてこない展開に読者は不安にさせられる。 叙述トリックの名手の著者だが、結末はややインパクトに欠け、評価が分かれるところ。C評価2021/08/28

レモン

45
昭和の香りがぷんぷんするレトロなミステリ。真犯人は誰なのか気になって一気に読んでしまった。昭和って適当すぎないか?と笑えてしまうほど、個人情報の管理や主人公が自ら暴行魔を捕らえようと思う心理、終わり方など、現代の感覚では考えられない(しかしそこが面白い)。暴行魔は誰なんだろう、とワクワクしていたのにまさかの正体!今の感覚でのリアルを追求してないところが面白かった。主人公もアホすぎて、ミステリというかもはやコメディ。2022/09/08

coco夏ko10角

33
うーん他作品と比べるとこれはちょっと…。いくつかわからないまま終わってしまったし。2016/12/02

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