講談社文庫<br> マンハッタン物語〈下〉

講談社文庫
マンハッタン物語〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061857278
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

タクシー・ドライバーをしている逞しい母の手で育てられた天才ピアノ少年クロードは、近所の楽器店の主人の手助けで著名な音楽家の知遇を得、世界的なピアニストに育っていく。美女との目くるめく愛、ライバルとの確執、そしてカーネギー・ホールに至る華やかな道程を描く愛と感動のサクセスストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Susumu Kobayashi

6
有名なヴァイオリニストであるフレイスコバールディのピアノ伴奏を引き受けたことは彼にとっては有益だった。彼はクロードの作曲中だった曲に目をとめて、アドヴァイスを与える。「これを仕上げなさい。完成したらローマに送ってくれ」クロードが礼を言うと「礼はいい、礼はいい。(中略)音楽をやる仲間じゃないか」(p. 112)。或る不幸なことでクロードの結婚生活は破綻するが、病死したヴァイスフェルトに救われる。音楽に興味がある人、音楽をやっている人には是非読んでもらいたい本である。現在は古書でしか入手できない状況は残念。2018/07/13

timeturner

5
どんな不幸も大リーグ養成ギプスにしてしまう作者のクロード大好きっぷりに笑った。おかげで読んでて気持ちがいい。地下室の白いピアノの謎もようやく解けた。それにしても、ヴァイスフェルトさーん……。2018/07/20

ごへいもち

2
超特急で読んだ。面白かったけど唐突に終わった感じなのはなぜ。それとアメリカの小説ってどうしてこのパターンが好きなんだろうというトピック(ネタばれになるので書けないけど)がやっぱり使われていてなんかありきたりな気がしてちょっと引いてしまった2010/04/14

aka_rice

1
音楽描写と作者の音楽知識がとにかく良い サクセスストーリーなのにこんな恋愛は珍しいじゃないかな? 話自体は矢継ぎ早すぎる感もあったけど音楽描写が読みたい自分としては満足2018/02/14

Charlie

1
漸く読了。上巻を借りてから暫く中断していたが、読み始めると面白さを思い出した。音楽(クラシックに留まらずジャズも)だけでなく、ニューヨークの様子も実に生き生きと描かれている。映画化は結局実現しなかった様なのが実に残念。2014/06/16

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