内容説明
猫とぬいぐるみ、どっちをとるか。こう聞かれたら、私、どうすればいいんだろうか。おっと、これは高校生の頃からSF作家として活躍してきた新井素子の楽しい日常備忘録です。子供の頃からやたら好きだった本のこと、小説家を夢みてきたこと、結婚したことナド。素子さんちを訪ねたような軽快エッセイ。
目次
1 素子の気ままにライフ
2 素子のゆきあたりばったり
3 素子の“本、大好き”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなん
12
再読)ブラックキャットの後、何故かエッセイを読みたくなって2冊目の本棚発掘(笑)これはもう。。ほんとうに本のタイトル通りのエッセイ。新聞から雑誌、専門誌、果ては大学内の冊子(?)に至るまであらゆるところで書いてきたエッセイが順不同(いや、カテゴリーでまとめたら順番バラバラということらしいです)でまとめられている。素子せんせもいつ書いたとは言えない~って、さもありなん、ですね(w)でもだから、面白いです。その時々の表現の仕方がそのままその時代の新井素子の書き方で、そして生き方なんだよ、ってわかって。2014/03/31
た〜
8
(発掘再読)新井素子に対する認識は悪く言えば「ヘンな人」「変わり者」本人にお会いしたことはないので作品を読んで想像なのですが。で、この本から受ける印象は「いかにも新井素子だな―」 でも、かなり深く共感してしまう作品が多いところが、ちょっと怖い(笑2019/01/19
paluko
7
図書館除籍本。1994年刊だが、地理的・時間的に近い存在のせいかものすごく時代の流れを感じた。まあ著者本人もあとがきの中で「ああいうの(コンビニや宅配ピザ)が珍しかったのって、いつの時代の話だ?」とツッコミを入れておられますが。宅配便や郵便の再配達が日付だけしか指定できないが故の悩みとか、昔これこれこういう内容の本を読んだのだけどタイトルがわからない、読者でご存知の方いたら教えて、というのも、たしかにGoogle以前のエッセイのネタにはよくあったよね……2020/12/26
kthk arm
4
2023年20冊目。ただただ苦行。 これでもかっていう、80年代から90年代初頭の軽薄な文体にウンザリしながら、やっと読了。2023/03/09
Maumim
2
いろいろな時期に書かれた文章が入っていて、そのとりとめのなさが本書のおもしろさ。2014/09/28