講談社文庫<br> 愛憎の檻 - 獄医立花登手控え3

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講談社文庫
愛憎の檻 - 獄医立花登手控え3

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061833869
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

【内容紹介】
御存じ小伝馬町の青年獄医立花登シリーズ第3弾。娘の重病を治してもらったお礼にと、登に未解決の3年前の1家7人殺しの情報をもらした、入牢中の鋳かけ屋嘉吉が殺された。牢の中に兇悪な殺人者が……犯人を追って江戸の町を駆ける登(「奈落のおあき」)。起倒流の柔術の技と推理が冴える話題の連作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

s-kozy

22
シリーズ3冊目。登が医師としても人間としても成長してきている。一度囚人となると釈放されてもそこからレッテルを剥がして這い上がるのは難しいのかもと考えさせられる。そんな中で「不しあわせな者には、いつかはしあわせになる権利がある」と一肌も二肌も脱ぐ登が熱い。登自身にしあわせになってもらいたいなぁ。2014/02/03

大阪魂

20
獄医立花登手控え3冊め。相変わらず囚人に頼られ、でも頼った囚人は殺されてしまう、その仇、むささびの七蔵をはじめとする悪人を柔術を駆使してつぎつぎ倒してく下町のヒーロー登。こんだけ活躍してたらもっと奉行所とかの覚えめでたくなるんちゃうかなあっておもうねんけどなあ…でもおちえとの仲もどんどん近づいてくし、このまま最終4巻めにはハッピーエンドかなあ。でも男運の悪いおあきとの約束、どないなるかも気になるところーそういう意味で「奈落のおあき」が一番楽しめたかな。さあ次で完結!たのしみ!2018/07/06

ろし

14
獄医立花登手控え③ 今回は特に登の柔術の技が冴えわたる。そこまでしなくても良いのではとも思うが、やはり其れくらいの悪党がごろごろしているということなのか。私は登の、お節介が過ぎる「白い骨」が良かったな、プイと家を出て音沙汰なしのろくでもない亭主を、すんなり受け入れる女房に恐れ入りました。亭主のお骨を納めるために、綺麗な旅姿を見送る登、清々しい気持ちで読み終えた。 【海坂藩城下町 第三回読書の集い冬】2017/12/22

けいこん

8
3冊続けて読んだので、ちょっとダレてきた感じ。短編集でありながら、登の周囲の人達が少しずつ成長して、大人の世界に脚を踏み入れて行く。登自身も、理想を追いかけるだけの若者ではなくなっていく。哀しいような、微笑ましいような、複雑な心境。偶然近所の顔見知りが牢獄に入り過ぎなのと、囚人がなんで医師の登に悪事についてチクるのかが、よくわからんのぉ。でも面白いから読んじゃう。2015/12/15

mattya

5
今回の後書きを読んでえらく納得してしまいました。坊っちゃん時代劇そうだよなぁとか、主人公がヒーロー過ぎるとか、時代背景上仕方ないとか、、、なぜ面白の分かった気になってます。(^^;;2015/10/11

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