内容説明
もはや不運では済まされない!?見合い話が持ち上がるたびに怪事件が発生、必ず破談してしまう薄幸の和風美人・垂里冴子にさらなる災難が。老舗旅館に出現した幻の女性から奇妙な七福神泥棒まで。「事件は解決、縁談は未解決」史上最も縁遠いことで圧倒的な人気(?)の名探偵に“ゴールイン”する日はくるのか。
著者等紹介
山口雅也[ヤマグチマサヤ]
1989年『生ける屍の死』で、作家デビュー。1994年に刊行された短編集『ミステリーズ』は、「このミステリーがすごい!」国内部門第一位に選ばれる。つづいて、『日本殺人事件』で第48回日本推理作家協会賞を受賞する。デビュー以来、本格ミステリの新たな可能性に挑み続けている。『奇偶』で斯界に衝撃を与えたのも記憶に新しいところ
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