出版社内容情報
「英霊論」「犬死に論」を超えて、昭和史研究の第一人者が、特攻戦没者たちの遺書・日記を新しい視点から読み解く 。昭和史最大の「悲劇」を問う!
7000名に及ぶ特攻戦没者。長い間、政治的なバイアスがかかり、彼らの真意は伝えられなかった。昭和史研究の第一人者が、遺書・日記を新しい視点から読み解く
志願か、命令か。英霊か、犬死にか。主導したのは海軍か、陸軍か。
――昭和史研究の第一人者が、残された遺書・日記を丹念に読み解き、特攻隊員の真意に迫る。
1章 英霊論と犬死に論を超えて
2章 なぜ彼らは死を受けいれたか
3章 もうひとつの『きけわだつみのこえ』
4章 体当たり攻撃への軌跡と責任
5章 見えざる陥穽、ナショナリズム
保阪 正康[ホサカ マサヤス]
著・文・その他
内容説明
志願か、命令か。英霊か、犬死にか。主導したのは海軍か、陸軍か。―昭和史研究の第一人者が、残された遺書・日記を丹念に読み解き、特攻隊員の真意に迫る。
目次
1章 英霊論と犬死に論を超えて(知覧特攻平和会館;「反戦が目的」ではない ほか)
2章 なぜ彼らは死を受けいれたか(「必ず巧く命中せねば申し訳ない」;「ああッ、だまされちゃった」 ほか)
3章 もうひとつの『きけわだつみのこえ』(学徒兵たちはどのように死と向きあったか;編集された遺稿 ほか)
4章 体当たり攻撃への軌跡と責任(太平洋戦争の目的;お粗末な戦争指導 ほか)
5章 見えざる陥穽、ナショナリズム(大西司令長官の遺書;大西ひとりの責任なのか ほか)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年、北海道生まれ。1963年、同志社大学文学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、ノンフィクション作家となる。立教大学非常勤講師、朝日カルチャーセンター講師などを務める傍ら、個人誌「昭和史講座」を刊行、「昭和史を語り継ぐ会」を主宰。昭和史研究を続けた功績により、2004年、菊池寛賞を受賞
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