ブルーバックス 分離の科学―ハイテクを支えるセパレーション・サイエンス

上野 景平【著】

講談社（1988/03発売）

• サイズ 新書判／ページ数 190,／高さ 18X12cm
• 商品コード 9784061327238
• NDC分類 571.4

内容説明

分離技術の確立なくては、バイオ技術も砂上の楼閣にすぎない。バイオにかぎらず、すべての化学工業は、分離科学の上になりたっているといっても過言ではない。

目次

１　話のいとぐち
２　大きさの違いを利用して分ける（濾過とは；濾紙、濾布による濾過；メンブランフィルター；半透膜および限外濾過膜；逆浸透膜）
３　相変化を利用して分ける（蒸留法；昇華法；再結晶法）
４　化学的親和力を利用して分ける（溶媒抽出・超臨界流体抽出；吸着；イオン交換；分子ふるい）
５　クロマトグラフィーによって分ける（液体クロマトグラフィー；ガラスクロマトグラフィー；分離分析と分取）
６　膜を用いて分ける（神秘な細胞膜；液膜；乳化液体膜；パーペーパーレイション；気体分離膜）
７　その他の分離法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[風見じじい]

分離の方法について概略を書いてある。話の糸口はやさしいが、途中から専門用語が出てきて、理解に苦しんだ。サイクロン集塵機や、拡散法によるウラン235の濃縮まで書いてあった。

2016/05/09