講談社文庫<br> こがね虫たちの夜

講談社文庫
こがね虫たちの夜

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  • サイズ 文庫判
  • 商品コード 9784061312005

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

57
4つの短編集。今の自分は精一杯生きた後の残りの自分という表題の「こがね虫たちの夜」。その他の短編も60年代其々に輝かしかった時があり、今は忘れられているそんな寂しさが最後に残る作品でもあった。きっと出版された当初に読むとまた違う趣があったのかもしれない。こちらの作品は物語は勿論だか、物語の終わり方とその余韻が良い。。良い作品だった!2015/08/07

Yu。

23
若さの特権‥ 倒錯型ではあるが、それもまた青春「こがね虫たちの夜」。まるで雨後の筍の如く爆発的に増えゆく同志達を前に街の者達は‥ 「聖者が街へやってきた」。脱社会の身だからこそ成せる自由への旅立ち「自由をわれらに」。まさかの友情落ちが心地いい「モルダウの重き流れ人」。リーザの新たな船出に乾杯‥「星のバザール」。といった当時を知れる退廃的な側面に焦点を当てつつも、そこから覗ける人間の力強さや不思議さに魅せられる五つの人生劇場。。どれもとても良かったが「こがね虫たちの夜」「星のバザール」は特に好き。2018/10/29

ジェス

1
昔の小説 現在のよりレベル高い感じ2012/08/22

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