出版社内容情報
【内容紹介】
東に武田、北に朝倉、阿波に三好、南近江に六角からの包囲の中、信長は妹・お市(いち)を浅井長政に嫁がせて北の守りを固め、義昭公(よしあきこう)を第15代将軍にすえ、永禄11年(1568)9月に上洛。元亀(げんき)3年(1572)、越前攻めのおりに殿軍(しんがり)の大役をつとめた秀吉の武名は高まる一方。さらに秀吉は、小谷城の佳人を救うべく長浜に陣をしく。天下一統を急ぐ信長は、姉川の合戦を経て天正4年(1576)まで、本願寺門徒を追い、叡山(えいざん)を焼き打つなど阿修羅のように荒れ狂い……