内容説明
発着艦を同時に行える“2段甲板式”こそ理想の空母ではないか―。そう考えた山本五十六は、周囲の反対のなか改装中の「赤城」を2段甲板に改造するように指示。ここに世界でも稀な2段空母が誕生した。昭和17年、連合艦隊はミッドウェイ作戦を開始するも、米・太平洋艦隊に待ち伏せを受けて失敗。多大な被害を被った連合艦隊の唯一の救いは、「赤城」の活躍により「2段空母」の有用性が証明されたことだった。作戦後、「赤城」は山口多聞の進言により“前部完全リフト式”へと、さらなる進化を遂げる。そして、この機動空母「赤城」を中心に編制された機動空母戦隊が、太平洋戦線に大きな嵐を巻き起こす。
著者等紹介
原俊雄[ハラトシオ]
1964年、大阪生まれ。小学生の頃ミッドウェイ海戦に参加した叔父(重巡「最上」乗組み)の影響を受け、旧帝国海軍の軍艦に魅了される。その後、軍艦の模型や戦史本の収集に没頭。デビュー作「史上最強の艦隊ミッドウェイからの逆襲」(歴史群像新書)はベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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