内容説明
全長609メートル、最大排水量52万トン、18インチ砲51門搭載―空前絶後の巨大戦艦「播磨」は、昭和17年10月、ついにガダルカナルへと到着した。しかし、そこには米国太平洋艦隊のほぼ全戦艦が投入された大艦隊が―。いくら不沈艦「播磨」といえども、訓練も砲弾も不足し、後方支援もない状態では、万全の力を発揮できるはずもなく、米艦隊に苦戦を強いられた。一方、ガダルカナルに上陸していた陸軍も苦境に陥っていた。ヘンダーソン飛行場への果敢な突撃は阻まれ、食料はすでに底をつき、餓死する者も出ていた。大本営からの命令により、重い腰をあげた山本五十六は「ケ」号作戦を発動。ここに、連合艦隊と太平洋艦隊の総力を挙げた戦いがはじまった。
著者等紹介
子竜螢[シリュウケイ]
1954年11月25日、富山県高岡市生まれ。高岡商業高校卒業後、会社勤務や商店経営を経て、現在は執筆活動を繰り広げている。『不沈戦艦 紀伊』で小社第2回歴史群像大賞奨励賞を受賞。同作シリーズ(全16巻)にて商業出版デビューを果たす。また、現在「FMラジオたかおか」のパーソナリティとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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