内容説明
慶長五年七月。会津征伐に向かった徳川家康を討つため、三成は挙兵を決意。吉継に計画を打ち明ける。しかし、吉継はこれに反対。命を賭けてこの挙兵を思いとどまらせ、周到な打倒徳川の策を授ける。三成はこれに納得。傲慢とも言われたその性格すらも変えて、表向きには「徳川の犬」と周囲に蔑まれるほど服従し、裏では真田昌幸とともに打倒徳川の策を巡らせる謀略の徒となった―。そして、雌伏すること三年。家康は広島征伐のため西進。この機を逃すことなく、ついに三成は打倒徳川の兵を起こした。
著者等紹介
尾山晴紀[オヤマハルキ]
1979年、三重県生まれ。『覇道の城』で、第10回歴史群像大賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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