内容説明
九州で暴れ回る黒田如水を討つべく、西へ向かった豊臣家の重鎮・竹中半兵衛のもとに、徳川家康挙兵の報が入る。急遽、兵を返した半兵衛は、大軍勢を率いてきた家康との決戦を、四国の地で迎えることとなった。徳川勢とにらみ合う半兵衛の背後に、なんと島津らと和睦した黒田如水の軍勢が上陸する。一見、徳川家康の独壇場かと思えた戦場であるが、実はすべて如水が画策していたものであった。おのれの実力を確かめるかのように、あらゆる手を使って天下を狙う黒田如水。東と西ふたつの勢力に分かれた大八洲は、龍虎の大激突を経て、ふたたび統一されるのか。
著者等紹介
中里融司[ナカザトユウジ]
1957年、東京都生まれ。武蔵大学経済学部卒業。1994年、学研・歴史群像大賞優秀賞、メディアワークス・電撃ゲーム小説大賞銀賞をほぼ同時に受賞。以後、精力的に執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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