内容説明
建安5年(200)、「江南の小覇王」暗殺の報が、中華大陸を駆け巡った。官渡にて袁紹と対峙する曹操は、好機とばかり合戦に専念する。しかしそのころ、都の許城を大変な事態が襲っていた。孫呉の大船団が、許都に攻め上ってきたのだ。なんとその先頭には、死亡の報が流れていた孫策の旗がひるがえっていた。孫策は曹操の野望を挫き、許都に座す皇帝を奪取するため、暗殺未遂事件を機に、大博打に打って出たのだ。江南に覇を唱えた孫策、わずか26歳。同年齢の美貌の親友・周瑜。眩しい若さに溢れる軍団が、乱世の梟雄・曹操を向こうに回し、熱き戦いを繰り広げる。
著者等紹介
吉本健二[ヨシモトケンジ]
1967年、和歌山県に生まれる。東京大学文学部博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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