内容説明
5万の兵で豊臣秀吉の篭もる大坂城を攻めるも、関東を守っていた結城秀康の寝返り、家康についた関白豊臣秀次の弟、秀保の暗殺によって形勢が不利となり、攻城を諦めた徳川家康。福島正則ら九州名護屋からの軍、加藤清正ら征明軍もようやく大坂に入り、勢いに乗った秀吉は、撤退する家康に反撃に出る。一方、関東では、結城秀康と手を組んだ蒲生氏郷、上杉景勝と、徳川秀忠、伊達政宗が対峙。家康の息子同士による兄弟対決となった。全国の武将がそれぞれの思惑を抱えて後の世を見据えて動く。家康と秀吉の、天下を決する壮絶な戦いは、最終局面へ刻々と近づいていった。
著者等紹介
尾山晴紀[オヤマハルキ]
1979年、三重県生まれ。『覇道の城』で、第10回歴史群像大賞奨励賞を受賞。『燎原の覇者』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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