出版社内容情報
昭和１６年１２月、日本はハルノートを受諾した！ だが対日戦争をきっかけに、対独参戦をもくろむ世界最大の軍事国家アメリカは、さらなる経済制裁と恫喝で日本を追いつめ、ついに昭和１９年３月、対日宣戦布告に踏みきるのだった――！！
内容説明
昭和１６年１２月、日本はハルノートを受諾した！だが大陸撤退による戦争回避の代償は、経済状況の悪化とそれにともなう軍備の大幅縮小だった。一方、欧州ではナチスドイツが日本からの軍艦輸入により、さらなる強大化を果たそうとしている。対日戦争をきっかけに、対独参戦をもくろむ世界最大の軍事国家アメリカは、経済制裁と恫喝外交で日本を追いつめ、ついに昭和１９年３月、対日宣戦布告に踏みきった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
6
面白い。できすぎのところはあるけれど、これだけ不利な情勢を作ってこれだけ邪道な作戦を考えたとは、この作家面白いね、 と、10年前にこれを買った時考えたもの。いま読んでもたしかにスリリングです。アメリカは徹底的に敵国、という割り切り方は、この手の軽薄な仮想戦記では標準的なスタンスで、大統領はジョージ・C・マーシャル。戦争がなかったらあり得なかった人事が行われて史実と同じ顔ぶれなのは、日米とも同じ。ま、これは普通のことですか。悪役としてのマッカーサー、ニミッツがいない仮想戦記では、売れませんからね。2010/09/26
tegege
0
疑似歴史ものは初めて読んだが面白いな。どたばたと一気に損害が炸裂するとこがいかにも、戦争。2012/09/06
