感想・レビュー
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双海（ふたみ）
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記紀歌謡から現代詩歌まで、幅広い「うた」の世界から大岡信氏が選び抜いた珠玉の100篇。巻末には季語別詩華集を付す。私の愛する句「かたまつて薄き光の菫かな」（渡辺水巴）がすみれの鮮やかな写真とともに紹介されていた。そのたった1ページがあるだけで、私などは本書を手に取った甲斐があったと思ってしまう。また、山川登美子の「をみなにて・・・」のうたも写真ページ（しかも見開き！）だったのも嬉しい。2018/09/14
