内容説明
タルコットは遺産として受け継いだ別荘で父親からの手紙を発見した。そこには“エクセルシアが始まる”、“アンジェラの恋人”と不可解な言葉が書かれていた。彼は学生時代に通っていたチェス・クラブで、エクセルシアとはチェス・プロブレム(詰めチェス)の一種であるということをつきとめる。さらにアンジェラの恋人の墓を見つけだし、そこであるファイルの入って金庫を発見する。しかしそのとき、尾行していた者に襲われ、金庫を奪われてしまう。エクセルシアとファイルの関係は?消えたポーンの行方は?謎が深まっていくなか、タルコットは自分の知らない父親の真実を探るためジャックに会いにいくが…。
著者等紹介
カーター,スティーヴン・L.[カーター,スティーヴンL.][Carter,Stephen L.]
1982年よりイェール大学のロー・スクールで教鞭をとる。これまで7冊のノンフィクションを上梓し、高い評価を受けている。小説デビュー作となる『オーシャン・パークの帝王』はアメリカで初版50万部という異例の大部数で出版されるなど話題をさらい、ベストセラーとなった。現在はコネティカットに在住
黒原敏行[クロハラトシユキ]
1957年生まれ。翻訳家
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