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内容説明
一発の銃弾にはその重量とは別の、途方もない重さがある―。かつて破れた魔女“ゾォード”との戦いに仲間たちと共に打ち勝ち、破滅の未来を回避することに成功したミスター・マグナム。だが、彼の前にもう一人の“予言する者”の影が立ちはだかる。「私は、貴方の運命を操ることが出来る」―“魔犬”スティール。彼が企てた謀略に、アリスたちはなす術もなく翻弄され、再び戦争の危機が訪れる―。未来を切り開くマジック・ガンアクション、新展開の第2弾登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
13
マジック・ガンアクション第2弾。戦闘描写、とくに銃撃戦というものはスピード感や臨場感などを出すのが難しそうなのだけれど、1コマ1コマうまく描写することによって、それこそ「青き《駿馬》」のようにスローモーションで浮かんでくる感じで書かれてる。それと西部劇のようなクサさと現代ラノベのような萌えの部分をしっかり混ぜ込んであって読み応えがある。今回アホのアリスが啖呵(っていうのかあれ)切ったところとかもよかったな。2014/06/28
サケ太
7
熱すぎる銃撃戦。新たなる未来からの刺客。運命に追い詰められるロッキー。才能をみせるアリス。敵は凄腕の狙撃手。未来と現在が絡んでいくのが面白い。2015/12/28
yukkirin
6
ロッキーが出てきてから、少し読みやすくなりました。最初に次を読ませるためのショッキングなイベントを持ってきたのはよかったかもしれませんね。2013/06/02
Dobject
5
一巻完結にしておけば良かったと思う。前巻にてループした人格ミスターマグナムによってアリスは救済された。だが救済されたはずのアリス、そしてロッキーは切り開かれた第二の未来においてはより危険な未来が待っていることに気付く。問題はこの第二の未来。ただでさえミスターマグナムの一回目のループの述懐があるのに、不確定な第二の未来の予言が入り混じるのだから本当に読み辛い。それを断片的にランダムに開陳するのだから頭がごっちゃになる。また主人公であるアリスの空気感が半端ない。この作者はもっと素直な戦闘モノを書いた方が良い。2013/06/16
たこやき
4
1巻で世界観が完成していて、物語的にも完結したものに続編を無理やり作るとこういうことになる、という見本。キャラクターそのものはしっかりとしているので、それなりに読めるのだが、いきなり「第二の未来」なるものが出て、その未来と現在が工作する展開はわかりづらいことこの上ない。しかも、独特のルビ振り文字だらけだから余計に……。ラノベって、シリーズ化によって売り上げを伸ばすビジネススタイルなのは招致しているが、ちょっと強引なシリーズ化かな? と思う。2013/08/14