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内容説明
夢のような音楽を「聴く」、好きな相手の匂いを「嗅ぐ」、素晴らしい料理を「味わう」、懐かしい思い出に「触れる」、美しい人を「見つめる」。身体に刻まれる鮮やかな五感で、人は愛を知る。由緒あるチェロに導かれた大学院生、留学先のフランスで恋に落ちる美大生…。一見なんのつながりもない人々の運命が思わぬところで絡み合い、不思議なストーリーを形作っていく―。永田ガラによる、情感溢れるファンタジックな物語。
著者等紹介
永田ガラ[ナガタガラ]
1970年、京都府生まれ。京都府立大学、京都大学大学院で中世~近世日本史を学ぶ。新聞社勤務の傍ら小説を書く。能楽の大成者・観阿弥の若き日を描いた『観』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨー
10
うーん、何度も挑戦したけど、自分には合わなかった(^^;2019/05/09
マカ
9
う~ん・・・なんかどの話も中途半端な感じがした。その後のことの方が気になるんだけど・・・テーマは良かったのに内容が微妙だったな~。しかもそれぞれの話に登場する人物がリンクしてたりして、面白い要素ではあるけど分かりづらい。猫の話が1番良かったけど、何に関係あるのかが分からない。2016/12/30
さばかん
8
想像していたよりもリアルで生々しかった。 聴覚、嗅覚、味覚、触覚、視覚、それぞれをテーマに短編があり、お話はオムニバス形式で登場人物はリンクしている。 愛情であったり、友情であったり、孤独感であったり、現代を生きる男女のリアルな生き様を描いていたのではないでしょうか。 なかなか個性的な登場人物たちで楽しめました。2013/01/16
ごぅ。
6
五感を取り巻く芸術に男女の恋愛事情を重ねた物語。それぞれの章ごとに主格が変わりつつ長編としての繋がりが現れるお話。間の掌編とともにどことなく不思議な雰囲気をもった作品。著者のいままでの歴史物とは違う恋愛に主軸をおいた物語でした。2019/11/24
参謀
6
完全に表紙買いです。pixivでよくありそうなイラストですね。と思っていたらやはり居ましたw五感に関する連作短編でしたが、正直よくわからない物語でした。嫌な女や訳が分からない外国人が登場するし、トータルとしてもどこに入り込めばいいのか全く不明でしたね。いつもなら読メのレビューを見てから買うのですが、100円ならいいかと思い、焦って買ったのが間違いだったようです。次はないです。2013/10/19