内容説明
2008年。北京オリンピックが終わり、東シナ海から台風シーズンも去った10月。金正日が突如訪中した。北京の病院に緊急入院したきり消息を絶ち、危篤状態だという。そしてその数日後、平壌に火の手があがる―。未来を予言する迫真のシミュレーションノベル。
著者等紹介
溝呂木省吾[ミゾロキショウゴ]
神戸に生まれ、ベトナム戦争末期のサイゴンで中学時代を過ごす。シンガポール南洋大学でコンピュータ・サイエンスを学ぶが、中退。インド、中東、マグレブ諸島を渡り歩いて、パリへ。その間、レストランの皿洗いから闇カジノの用心棒まで、あらゆる職を転々とした。数年前に帰国。モンゴルでの人脈を頼って、希土類採掘事業に乗り出したが、資金面で失敗。失意の中、放浪中に書き溜めていた原稿を整理して、小説の執筆に至る。48歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。