スイート・ダイアリーズ

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048738156
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

セレブ志向の毒舌家で、日常に閉塞感を持つユカ、理知的だが恋に足を掬われ苦悩するアキ、DV夫に怯える母性的なモト。高校時代からの親友3人組は、ふとしたことから“交換殺人”のプランを練り始めるが―。

著者等紹介

須賀しのぶ[スガシノブ]
上智大学文学部史学科卒業。1994年『惑星童話』でコバルトノベル大賞読者大賞受賞。以後コバルト文庫を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

38
交換殺人を経て描かれる、女の友情主体がテーマかと。緩やかに遠回しに削っているので、気忙しく烙印を押す前に一考を試みた。著者にとって初めての文芸作品だという。19年刊。★3/52018/01/14

赤い肉球

14
初読み作家さん。青春物を描く方だと思い込んでましたが、サスペンスタッチの小説もあるんですね。全く予備知識無しだったので、こんな展開になるとは思ってもいなくて驚いた。殺人が起こってから、先が知りたくて、読むペースもアップ。面白かったです。表面的には仲良しでも、実は居ないところで悪口三昧だったりの友達っているんだよなぁ…悲しいけどね。そんな友情ならなくても良いのではないかと思った。2017/09/05

お母ちゃん

9
初読み作家さんです(野球を題材にした作品は積んでるけど未読なので・・・)。3人組の女子グループって危険なんだよな~と序盤からその設定に危機感を覚えつつ読み始めましたが、まさしくその通り!終始うわ~っ、うへ~っ、こわ~っと思いながら読み終えました。文章はさらっとして読みやすいのに、内容がリアルで、ドロドロでえげつない。まさしくホラー。所々描かれるスイーツの描写がより狂気を際立たせていて、気持ち悪かったです(笑)2018/07/10

はるき

8
表紙の果物が何だかわからないが、腐った感じが内容を良く表している。長年の女友達の友情が歪んだ結末を迎える。救いのないラストがさすが須賀さん。ドロドロしてエゲツナイので読んでいて疲れた。2015/09/29

coco

6
須賀しのぶは、流血女神伝、キルゾーンぶり。こんなお話も書くんだなぁ。高校からの女友達3人が、交換殺人をするところからの3人の関係の崩壊をそれぞれの視点で交互に描いていて、描写が細やかで、おもしろかった。冒頭が高校生だったので、青春ものかと思ったらうらぎられた。2018/09/25

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