感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
45
部屋を中心とした日常とその心の景色のエッセイ。どこか、ふわりと浮かんで見ているような景色。ゴミ捨て場から拾ってきた5つのかご、旅から帰った日常の部屋、風邪を引いて寝込んでいる心もとない日、恋人らしき関西弁の男性との素直になれないやりとり、亡くなった知人を思い出しながら作り食べる二日酔いの日の冷やし中華。どれも過ぎていった時間。取り返しのつかない場面。感動的でも素敵でも無いのに、なぜかかけがえのなさを感じる時間。2016/08/16
湯飲み猫
3
暗い水の底で息継ぎしようと必死になる感覚。半分も理解できないまま、それでも最後まで読み終える。理解せずとも、引きずられ、いつの間にか同じように息苦しくなる。体や自己も部屋であり、部屋に守られ、一方で部屋から出られずに悩む。このひとの感覚は鋭敏すぎる。2012/06/27
てまり
2
いつ誰がどこで、といった部分をすっとばし、するする繋がる思い出をたぐり寄せたり、誰かの言葉や自分の態度を悔やんだり。 思いだけがぽんと放り出される、不思議な感じ。『守りたいものは盗まれぬものばかりで、不足もない。なんとぜいたくな、ここ。』そんな暮らしに憧れる。2007/09/25
すいっぴ
1
小説かと思って借りたらエッセイだった。読みにくくてすごく時間がかかった。2016/07/16
ミメイ
0
☆52008/06/11