審判の日

審判の日

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048735438
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

『神は沈黙せず』の著者が放つ、最新書き下ろし。異形の現実が立ち上がる、五つの物語。

著者等紹介

山本弘[ヤマモトヒロシ]
1956年京都生まれ。2003年に初めての長編書き下ろしハードカバー『神は沈黙せず』(角川書店)を発表、SFファンの間で大きな話題となった。またトンデモ本を研究する「と学会」会長もつとめ、近著に『トンデモ本?違う、SFだ!』(洋泉社)がある。SF作家として、またジャンルを超えた作品を発表する作家として、今後期待される作家である
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

50
★★★短編集。この作家は、やはり長編の方がよい。短編では、話の背景や人物像等々があさく、単なるライトタッチのSF/ホラーにしかならない。2015/01/12

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14
「神は沈黙せず」の世界観を内包したSFとホラーの境界世界を描く短編集。他の短編集に収録されている作品にも言えるが、この短編集にも長編で読みたかったと思わせる作品がある。これもまた彼の魅力なのだろう。2017/11/07

イーダ

10
今ある世界は本当に自分が思っているような世界なのかを問う短編集。この手の思考って、けっこうな人が一度はするのではないでしょうか。「時分割の地獄」がお気に入りです。2014/02/07

そうたそ

10
★★★☆☆ 山本弘さんはSFのイメージが強かったのだが、この短篇集はそんな不安を(SFが苦手なので)かなぐり捨ててくれる読みやすさであった。割合的に言えば、SF半分ホラー半分といったところか。ホラー色の強いのは「屋上にいるもの」と「夜の顔」。他の三編はSF色が強いかと。気に入ったのは、「夜の顔」と「審判の日」。表題作なんかは、世界終末系の話なのかと思いきや、山本弘さんがそんなすんなりと話を終わらせてくれるわけがなかった。「夜の顔」もゾクッとくる怖さがある。どうにも手のうちようのない怖さが一番タチが悪い。2013/02/21

リードシクティス

4
ホラー要素の強い作品から、割とハードなSFまで取り揃えた作品集。作品ごとのつながりはなく、小品の詰め合わせという感じだが、そこは山本弘作品なので、全体的な水準は高い。ただ、強烈に印象に残る話というのもなかったが。他の作品は多かれ少なかれSF的な理屈付けをしているのに対し、「屋上にいるもの」だけ純粋なホラー作品で、山本弘作品としては珍しいと思った。結局屋上の少女の正体が何だったのか全く説明されていないのが歯がゆいけれど。2012/09/29

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