アサシン

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048735322
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

暗殺者は花城涼。育ての親に、暗殺者として育てられる。女子高生はリオ。父の愛情につつまれ、なに不自由なく育つが、父は嵌められ、死に追いやられてしまう。ふたりは、同じ男を追っていた。それぞれ、まったく異なる事情で。リオが、ついに男を追い詰め、ナイフを突き刺したとき、暗殺者は女子高生を現場から連れ去った。組織は、ふたりを追い始めた。心を開かない暗殺者と無邪気な優しさをもつ女子高生。緊迫した逃避行がふたりを次第に近づける…そして…。新堂冬樹のドゥルー・ロマンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

17
暗殺者として育てられるという突拍子もない設定。1人の言葉しか信用できない、寂しい男。でも心の片隅で「???」が渦巻いている。何が本当の事なのかと。1人の少女との出会いが凍り付いていた心を溶かしてしまう。それは暗殺者として終わりを意味するのに…。新堂さんのお得意の心の葛藤がにじみ出ている。ハードボイルドとラブロマン。女性が好みそうな仕上がり具合いの感想に同感。まぁ、そう簡単に幸せを掴むことはできない…のかな。もう少し続きがあればよかったのに。人を信じることができる自分が幸せだなぁと感じてしまった。2011/08/02

そのぼん

8
ハードボイルドっぽいお話しかと思いきや、少女×暗殺者のラブストーリーでした。昔のハリウッド映画なんかでありそうな感じの作品でしたが、それなりに楽しめました。2012/02/17

緑ドンviva

3
この人の本は何冊か読んでるのでオチは読めた。やっぱ一番忘れ雪が面白かったなぁ~♪2013/08/29

...

3
ストーリーに疾走感がある。花城涼とリオの性格が対照的。リオの性格はあまり私好みではないけれども…。物語が終わった感覚があまりなくてふんわり閉じるこの感覚は嫌いじゃない。涼の性格・人間性が好き。2011/08/06

peugeo

3
新堂さんにありがちなグロさはほとんどなし。こういう話も書けるのだなと感じた。花城の心情の変化というか機微は非常に分かりやすい。不安定に揺れ動いてはいるのだが、所謂真っ当さ、人間らしさに一直線に向かって行っていたと思う。ラストは想像通りハッピーエンドではなかった。新堂さんの話はハッピーエンドとは常に無縁だ。2011/06/05

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